白内障
人の目の中で、カメラのレンズにあたる水晶体が濁ってくる病気を白内障といいます。原因として最も多いのが加齢によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれています。早い人では40歳代から始まり、60歳代で5%、80歳代では詳しく検査を行えばほぼ100%の人で白内障が発見されます。水晶体が濁り始めると、かすんだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現し、進行すれば視力が低下してきます。現在では技術の進歩により、手術をすると良好な視力が回復できるようになりました。
緑内障
緑内障は最近では眼圧の高くない緑内障、正常眼圧緑内障がほとんどです。40歳以上の日本人20人に1人ぐらいの割合で見つかりますが、初期のころは自覚症状がまったくと言ってよいほどないため、気がついた時にはかなり進行していたというような方が時々来院されます。40歳を過ぎたら1年に1回ぐらいは眼科受診をお勧めします。