科学的視点とヒューマニズムの調和
初期研修で身につけてほしいことが三つあります。
一つは“プライマリ・ヘルス・ケア”です。これには基本的臨床能力も含みます。しかし、手技だけに偏ることなく、患者さんの個別性を尊重した問題解決能力を身につけることが大切です。
二つ目は“自ら進んで学び続ける力”です。ヒナ鳥のように餌を待っているだけでは、医師として生涯成長し続けることはできません。
三つ目は“主治医として責任を持ち続ける能力”です。例えば終末期などで、もはや医師として提供できる治療がなくなったとしても、看護師や牧師や家族や友人の役割を担いながら、最期まで患者さんに寄り添い続ける能力が求められます。
科学的視点とヒューマニズムの調和は、僕の研修指導の根幹をなすものです。研修医が成長し、日常の診療で見事なバランス感覚をみせてくれる時、僕は心の底からうれしく思いますし、指導医冥利に尽きる瞬間です。こうして研修医の瑞々しい感性に刺激されて、僕たち指導医も日々成長しているのです。
一つは“プライマリ・ヘルス・ケア”です。これには基本的臨床能力も含みます。しかし、手技だけに偏ることなく、患者さんの個別性を尊重した問題解決能力を身につけることが大切です。
二つ目は“自ら進んで学び続ける力”です。ヒナ鳥のように餌を待っているだけでは、医師として生涯成長し続けることはできません。
三つ目は“主治医として責任を持ち続ける能力”です。例えば終末期などで、もはや医師として提供できる治療がなくなったとしても、看護師や牧師や家族や友人の役割を担いながら、最期まで患者さんに寄り添い続ける能力が求められます。
科学的視点とヒューマニズムの調和は、僕の研修指導の根幹をなすものです。研修医が成長し、日常の診療で見事なバランス感覚をみせてくれる時、僕は心の底からうれしく思いますし、指導医冥利に尽きる瞬間です。こうして研修医の瑞々しい感性に刺激されて、僕たち指導医も日々成長しているのです。