後輩の育成で心がけている事はなんですか?
とにかく気づいたことは全て伝えようと思っています。お互いにスキルアップしていける関係性を大切にしたいと考えています。また、仕事は得意不得意あると思いますが、必ず活躍できる場があると思うので、できるだけ適材適所に配置できるように心がけています。本人の希望は自分から言ってきてほしいと考えているので、希望が伝えやすいような関係性作りも心がけています。
川崎協同病院だからこそできるということはありますか?
昨年、高次脳機能障害の家族会をソーシャルワーカーと立ち上げました。地域にいる当事者とそのご家族のコミュニティーを作りたいと思ったことがきっかけでした。地域には高次脳機能障害者へのケアは少なく、その家族となるとさらに少ない状況です。当事者を支えるご家族が孤立してしまう事が多くあります。同じ悩みを持った人とつなげ、話し合える場所になればと思い立ち上げました。「地域から必要とされているから、じゃあやろう」とフットワーク軽くやらせてもらえる病院はなかなかないのではないかなと思います。
忙しく働いているように思いますが、仕事と家庭の両立はどのようにされていますか?
当院はスタッフの数が多いので、仕事の負担が偏りすぎないようにスタッフ間で調整し合える環境があります。仕事を負担に感じすぎることなく、仕事も家庭も大切にしています。
また、当院は小児科や病児保育も取り扱っている託児所が併設しています。今後子どもができても育児休暇から復帰する際に待機児童の問題や子どもの急な体調不良にも対応できるため将来を不安に感じることなく仕事ができるのも一つだと思います。