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基幹型臨床研修病院

医療安全管理室ブログ

感染対策公開セミナーを開催しました

学術講演
 昨年に引き続き、新潟民医連下越病院の市川高夫先生をお招きして、7月19日(木)、感染対策の学習会をおこないました。
 市川先生は医療安全全国共同行動などでもご活躍で、『医療における手指衛生ガイドライン:要約版』世界保健機関2009、『WHO安全な手術のためのガイドライン:2009:安全な手術が命を救う』の、日本語翻訳責任者(WHO事務局長承認)でいらっしゃいます。
 下越病院の前に勤務されていた新潟県立六日町病院(統廃合でなくなりました)では、病院のホームページにCDCガイドラインの日本語訳などを掲載されていたことで有名です。
 市川先生は、「適切な手指衛生」の啓発にとても力を入れておられ、全国各地で講演されています。
 WHOの「手指衛生5つの瞬間」の中で、今回は特に、1「患者に触れる前」、4「患者に触れたあと」、5「患者環境に触れたあと」をメインにお話していただきました。

WHOが2009年に提唱した「手指衛生5つの瞬間」とは
1.患者に触れる前 
 なぜ?  手指を介して伝搬する病原微生物から患者を守るため
2.清潔・無菌操作の前
 なぜ?  患者の体内に微生物が侵入することを防ぐため
3.体液に曝露された可能性のある場合
 なぜ?  患者の病原微生物から自分自身と医療環境を守るため
4.患者に触れた後
 なぜ?  患者の病原微生物から自分自身と医療環境を守るため
5.患者の周りに触れた後
 なぜ?  患者の病原微生物から自分自身と医療環境を守るため

 このタイミングで手指衛生をおこなえば、院内感染の大半は防ぐことができるというものです。

 「ある患者の診察や処置をした後に、その患者が何らかの感染症を持っていることがわかったとします。でも、1類感染症に分類されるようなよほどの感染症でない限り、1と4のタイミングで手指衛生をしていれば、他の人に移さない。セーフ。普段から、5つの瞬間を守って手指衛生をする、自然に体が動く、そのクセがついていれば、大抵の感染症は広げないで済みます。」

 学習会参加者を患者に見立てて実演を交えながら、お話していただきました。
 参加した職員からは「何故その瞬間での手指衛生が必要なのかが、とてもよくわかりました」という感想がありました。