シームレスな地域包括医療の実践を目指して
~急性期医療から在宅復帰まで~
2019年10月、病棟機能の再編成を行いました。従来、回復期リハビリ病棟は、2病棟92床(北2階病棟52床、南2階病棟40床)でしたが、そのうち北2階病棟52床を地域包括ケア病棟に転換し、地域包括ケア病棟はこれまでの5階病棟とあわせて計2病棟になりました。
回復期リハビリ病棟を減らして地域包括ケア病棟を増やした理由は、回復期リハビリ病棟は地域の中で次々新設されていることや、この病棟への入院対象の疾患が脳血管障害や骨折などに限られている一方で、地域包括ケア病棟は、対象が急性疾患での入院や、在宅患者のレスパイト入院にも幅広く対応できるなど、当院がめざしている地域のニーズに対応した役割を果たすことに合致するからです。また今後、病院として訪問リハビリも行ってゆく予定です。
このほか、これまで課題だった、汚れた壁紙の張替えや穴の開いた壁・床などの改修工事を行い、点滴台・輸液ポンプなどの医療器具・機器を補充し、少しでも患者の療養環境の改善になるよう取り組みました。
今後も、関係の皆さまとより一層の連携をはかりながら、地域から信頼される医療機関として取り組んでまいります。
院長 田中 久善