透析ベッドは22床あります。現在、定期透析の時間帯は月・水・金の午前と夜間、火・木・土の午前と午後の4グループを設けており順に22床、15床、22床、18床を上限として運営しています。しかし、一時的な患者増加に対応できるよう、月・水・金の午後透析も3~4人程度行なっています。
2017年7月より始まった送迎サービスによる患者さんの増加と他院から回リハ病棟に入院した透析患者さんの増加により2018年度は透析ベッドがほぼ満床に近い状態で推移しています。
腹膜透析は数年前には数人の患者さんに対して行っていた実績もあります。透析導入患者さんにHDとCAPDを並べて説明しており、いずれも今後も受け入れる方針を続けていきます。
透析を行っている患者さんは心血管系合併症・感染症・癌・骨折など他疾患を合併することが多く、他科の大きな協力を頂きながら診療に当たっています。骨粗鬆症に対してはデノスマブ(プラリア)による治療を2年前より開始しました。臨床工学技士によるシャントエコーが開始され、以前より気軽にシャントエコーができるようになりました。閉塞する前の段階でシャントPTA適応病変が発見されPTAにつながる患者さんが増えました。
保存期腎疾患に対しては、当院とふじさきクリニックでできる限りの対応をしております。腎生検が適応になる時は早急に専門施設に紹介し、適切な治療につなげています。